野趣あふれる「石風呂」清々しい佇まい「檜風呂」
男女日替わり交代の湯船で、かけ流しの良質な湯を五感で堪能
庭園風露天には紅葉をあしらい野趣に富む「石風呂」
すべて天然石を使った自然の造形が野趣あふれる「石風呂」は、山深い温泉宿の趣き。日本庭園風の露天エリアには、もみじを中心としたの落葉樹が季節の彩りを添える。まず広々としてダイナミックな「露天風呂」。薄く緑がかった灰色に濁ったなめらかな源泉をなみなみとたたえ、ほのかな金属臭が漂う。一角にある「岩風呂」は、こじんまりと落ち着ける。オススメは「天然石くりぬき風呂」。1人サイズの天然の石肌はなめらかで、まるで胎内のような安心感に癒される。源泉が直接パイプで注ぎ込まれ、揮発する塩分が目にしみるほどの新鮮さ。沈殿物が金粉のように漂う名湯を独占できる幸せに浸ろう。大きな窓をとった開放感のある内湯には源泉と濾過源泉の2種類の湯をたたえた大きな岩風呂の「主浴槽」、優しい泡で身体をほぐす「リラックスバス」、下からの泡で身体が浮かぶ「うきうきぶろ」、ジェット噴流の「エステバス」、「水風呂」などがゆったり並ぶ。
竹林をテーマに凛とした佇まいが清々しい「檜風呂」
湯船だけではなく造作のあちこちに木目も清々しい、香り高い檜を用いた「檜風呂」。竹の植栽が風雅な露天エリアからご紹介。まず、すっきり直線的で大きな「露天風呂」。白木のやわらかな感触と相まって心の底からくつろげる。源泉が注がれる五右衛門風呂風の「檜樽風呂」は親子に人気。「寝湯」は寝そべるとふくよかな檜の香りに癒される。続いて内湯。メインの「主浴槽」は、石風呂同様、源泉と濾過源泉がかけ流されている。中央には、全身をもみほぐす「ローリングバス」、30秒ごとに“ぴりぴり”“ぷくぷく”とテンポよくパルスが切り替わるのが、いかにも効きそうで楽しい「でんき風呂」、強力ジェットの「エステバス」が。
必ず浸かりたいのが「お座敷風呂」。湯の中に琉球畳が沈めてあり、まるで和室の中でお湯を使っているような不思議な安らぎがある。湯の中の畳の質感もやわらかで、珍しいと人気。
女性に人気の塩サウナや行き届いた空間設計
石風呂には「塩サウナ」があって、特に女性に好評。敷き詰められた岩塩の粒が、足裏を心地よく刺激し、モンゴルの岩塩をくりぬいたライトからこぼれるピンクの灯りが、穏やかなリラックスへと導いてくれる。60度程度の低温で、窓からは庭の木々が眺められ、サウナの高温が苦手な人も、ここならゆっくりと苦しくならずに、汗を流せそうだ。他にドライサウナが、両方の浴場にある。
源泉は、なめると塩辛いナトリウム泉。体の芯から温まるため、湯あたり対策に水分をこまめに摂れるよう、浴場の入り口に冷水機があるのがありがたい。
また、洗い場の椅子が、立ち座りしやすいようすべて高めだったり、各浴場ともに1箇所、カウンターをより高くした洗い場があったりと、年配客への細やかな気配りが随所に見える。過不足なく行き届いた配慮が嬉しい。
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季節の彩りを添えてくれる木々
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石風呂「露天風呂」
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石風呂「岩風呂」
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石風呂「天然石くりぬき風呂」
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石風呂内湯「主浴槽」
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内湯から露天エリアを望む
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かけ湯も石造り
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少しだけ高くなった洗い場
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檜風呂は竹林をイメージ
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檜風呂「露天風呂」
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五右衛門風呂のような檜樽風呂
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檜に香りに癒される寝湯
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檜風呂の露天エリア併設休憩場所
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沸き立ての湯をそのまま掛け流し
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お座敷風呂は不思議な感覚
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檜風呂
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檜風呂「でんき風呂」
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ドライサウナ
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檜風呂「水風呂」
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水栓は24ずつ座りやすい高さ
窓から見える露天風呂に、お湯への期待をふくらませて
自然光風に明るい照明のドレッサーが女性に嬉しい
脱衣所内の大きな窓の向こうに露天風呂、お湯に期待が高まる開放感のあるつくり。窓の前にはベンチがあり、湯上りにほっと一息腰掛けられる。女性用にはベビー用のカゴを用意。背中合わせで2列あるドレッサーコーナーには、無料のドライヤーが完備されている。鏡上からの自然光風の明るい照明は、お風呂あがりにメイクしたい女性にやさしい設計だ。トイレが洋式でキレイなのも、細かい点ながらも嬉しいポイント。
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脱衣所には大きな窓が
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自然光に近い照明のドレッサー
大型テレビの前に「華の湯」だから花のソファ
静かで広々とした空間で、湯上りに緑を眺めて一息
広々した吹き抜けのロビーには、「華の湯」らしく花の形のソファが並ぶ。壁には大型テレビが壁掛けされており、人が少ないときには、スタッフに言うとチャンネルリクエストもOKの、のんびり待ち合わせられる雰囲気。コイン式のマッサージチェアが2台、横には王道の牛乳の自動販売機もある。一面の窓からはエントランスの緑をのぞみ、スーパー銭湯につきもののゲームの類もほとんどないという静かな空間で、お湯の余韻を味わいたい。
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「温泉で勝負」のシンプルシック
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緑を眺めてゆっくりくつろげる
湯上がりには、生ビール?ソフトクリーム?
あえて食堂はナシ!バーカウンターで静かに涼むスタイル
ロビーにはバーカウンターがあり、生ビールとソフトクリームのみを販売している。食事などはないが、湯上がりの1杯orスイーツを、ロビーで静かに味わうスタイルは、なかなか粋なもの。食事を出す食堂がないがゆえの落ち着いた雰囲気が、この施設の人気の一端を担っている。
生ビールは中ジョッキで380円。運転者はもちろん禁止だが、風呂上りの1杯は最高だ。ソフトクリームは、バニラと季節ごとに変わるフレーバーが各250円。
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ロビー内のバーカウンター
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湯上がりのソフトクリームは格別
売店も特にナシ!近隣に点在するワイナリーや道の駅で
羽曳野名産品をお土産に買ってみてはいかが?
施設内に売店などは併設されていない。羽曳野らしいお土産を買って帰りたいなら、ちょっと珍しい国産ワインはいかが。南河内地方はイチジクやブドウの生産が多く、近辺には小さなワイン工場が点在する。少し南へと離れるので、車でのアクセスとなるが、道の駅「しらとりの郷・羽曳野」では、安くて新鮮な産直地場野菜や、ワイン・ジャムなどの特産品を、色々購入できる。温泉と同じく「大地の恵み」を求めて、是非ぶらりと立ち寄ってみたい。
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ロビー横の牛乳の自動販売機
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お子様向けガチャガチャも
ほの暗い照明とアロマの香りで、湯上がりの身体をほぐして
10分1,000円から割安になる料金設定もお得感あり
2階にはボディケアとフットケアを受けられるマッサージルーム「D〜ぷ」が。温泉の後はマッサージと決めて通う固定客も多いそう。ほのぐらい照明とアロマの香りに包まれて、温まった体をやさしくほぐされると、つい眠りの世界に引き込まれる心地よさ。温泉の効能との相乗効果で、体の隅々まで生き返る。
10分1,000円をベースに、時間が長くなる程割安になる料金設定は、お得感がある。老若男女問わず、入りやすい雰囲気も魅力のひとつ。
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マッサージチェアはちょっとほぐ
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足つぼマッサージは楽な姿勢で
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マッサージは4床
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各種リラクゼーションは2Fへ
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各種リラクゼーションの入り口
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シックで落ち着いた設計
新鮮な温泉を味わっていただくことに注力しています
落ち着いた雰囲気で、静かにのんびりお湯を楽しんでください
「華の湯」の自慢は、なんといっても、新鮮な源泉をかけ流しにできる湯量の豊富さと泉質です。地元の方も多いのですが、温泉ファンの間での口コミでご来館いただくケースが増えています。このようにお湯の良さでお客様が来て下さるので、期待を裏切らないよう管理と衛生には、細心の注意をはらっています。また、お客様に良質で新鮮な湯をしっかり楽しんでいただこうと、パンフレットに、源泉の成分やお湯の管理についての説明、効果的な入浴方法などをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。昼から15時くらいまでは比較的空いていて、反対に混雑するのは20時から21時頃です。とはいえ、浴場は広くとっておりますので、より混雑する土日祝でも、『芋洗いの如く』ということはまずありません。落ち着いてご入浴いただける雰囲気づくりを心がけています。ちなみに売店やレストランはございませんのでご了承ください。ご来館、ぜひお待ちしています。