自然美を活かした「滝の湯」「松の湯」の2つの浴場が男女週代わり交替
アルカリ値の高いツルヌルの美人湯を和風情緒とともに楽しむ
四季折々の自然を流れる滝とともに楽しむ「滝の湯」
趣きが異なる2つの浴場が男女週代わり交替。まず「滝の湯」からご紹介。無色透明・無味無臭の単純温泉はph9.42とアルカリ値が高く、まるで石鹸を溶かしたようなツルヌルとした肌触りが印象深い「美人湯」として特に女性の支持を集める。この湯を非加水加温循環式で露天エリアの4つの湯船に配す。春の梅や桜、秋の紅葉、冬の雪見まで、自然美あふれる滝の眺めを満喫する露天中央岩造りの約41度「山河の湯」。その隣は一人用の手捻り信楽焼の「陶器風呂」が2つ並び、約39度と少しぬるめの長湯仕様。陶器ならではの遠赤外線効果で新陳代謝アップも期待。建物に沿うように広がる「大露天風呂」と岩造り屋根付の「小露天風呂」。
内湯は天然水を沸かした約42度「ころあいの湯」と39度「はだあいの湯」の2つのメイン浴槽を、露天エリアの絶景を眺めるよう窓際に配置。背中を湯がつたう「座り湯」や「水風呂」、各所に休憩用ベンチを用意。
原生の赤松をダイナミックに活かした「松の湯」
一方「松の湯」は、その名のごとく昭和の初めより当地に自生する赤松をそのまま活かし庭園風に設計。渋い焼杉塀と相まって独特の景観を作っている。中央を流れる小川を囲むように4つの湯船が点在。建物に沿って広がる「大露天風呂」と、小川を挟んだ岩造りの「小露天風呂」は東屋風の屋根付きで、いずれも42度前後に天然温泉を加温調整。赤松を見上げるベストポジションは、少し深めで身体がすっぽり湯に浸かる約41度「寝湯」。その隣に、檜よりも香り高い高野槙(こうやまき)を使用する一人用の約39度「樽風呂」が2つ。
内湯は「滝の湯」同様、「ころあいの湯」と「はだあいの湯」という温度を違えたメイン浴槽が2つに「座り湯」「水風呂」となる。一休の浴場には気泡など音がたつ湯船はなく独特の落ち着きをたたえている。洗い場は「滝の湯」「松の湯」とも27席で、環境に配慮したシャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーを用意。
超微粒子サウナにドライサウナ、別料金で岩盤浴も
サウナ類は各湯に2種類ずつ。一際目立つ「滝の湯」の「赤釜風呂」、そして「松の湯」の「白釜風呂」は、いずれも過熱水蒸気を利用した超微粒子ナノスチームのミストサウナで、成分が肌の奥まで浸透。室内湿度の高さに対して、意外に肌がベタベタしない印象。室温は穏やかな47度と低温ながら体感温度は80〜90度に感じ、身体の芯から温まる。用意された盛り塩をすりこめばお肌もツルツルに。
さらに各内湯浴場には、高温90度のスタジアムサウナ「熱気風呂」がスタンバイ。
男女それぞれの脱衣所より直通で行ける別料金(90分800円)の岩盤浴「うたたね」は、事前に浴場前にある専用受付で要予約。エメラルドを寝台に使用し、疲れを癒して思考能力を高める効果があるとか。木のパーテーションで男女を完全に隔て、さらに男性6床、女性18床ある各床の頭部も仕切りを設けている。
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流れ落ちる滝を望む「滝の湯」
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滝:滝を背に「山河の湯」
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滝:手捻りの信楽焼「陶器風呂」
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滝:「大露天風呂」
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滝:屋根付「小露天風呂」
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滝:露天エリアの休憩スペース
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滝:露天エリアを望む主浴槽2つ
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共通:背中も温かい「座り湯」
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共通:天然水使用「水風呂」
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共通:かけ湯
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原生の松がそびえる「松の湯」
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松:露天エリア中央に流れる小川
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松:壁を抜いて原木の松を活かす
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松:「大露天風呂」
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松:小川に沿う「小露天風呂」
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松:深めで温まる「寝湯」
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松:一人用高野槙使用「樽風呂」
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露天エリアの喫煙コーナー
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松:内湯から見る絶景
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内湯浴場に掛かる立派な梁
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シャワーは時間制限なく出る
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環境にやさしいオリジナル商品
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一休名物、タオルを絞る壷
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滝:「赤釜風呂」
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松:「白釜風呂」
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眼鏡置きはスタッフの手造り!
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「熱気風呂」はテレビ付き
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岩盤浴「うたたね」入口
脱衣所には3サイズ揃うロッカーが256個ずつ&独立パウダールーム
アメニティも各種充実し、岩盤受付でヘアゴムや歯ブラシ等を提供
ロッカーは男女とも各256個ずつで正方形、長方形、縦長の3タイプ揃い、ベビーベッド、瓶牛乳など各種ドリンク自動販売機を備える脱衣所。暖簾の向こうに独立した「手水場」ことパウダールームには、背付きの椅子を6席ずつ配置。ドライヤー、ブラシ、ティッシュ、フェイスソープ、ハンド&スキンクリームのほか、男湯にはヘアリキッドも。また、岩盤受付で申し出るとハブラシ、ひげ剃り、ヘアゴムを無料で提供してくれる。
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ベビーベッド完備の脱衣所
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「手水場」ことパウダールーム
風呂上がりの待ち合わせやクールダウンは浴場入口前の「休憩所」で
館内最奥には、ゴロリとくつろげる畳の休憩室「ひとやすみ」も
浴場入口前に長椅子が4脚配置し、独立した喫煙室を併設する休憩所。ドリンクの自動販売機やTV、新聞があり、待ち合わせやクールダウンに良い。横になってくつろぎたい派は、受付の左手、長い廊下の一番奥にある27畳の座敷休憩室「ひとやすみ」へ。ブランケットが用意され、ゴロ寝しながら休める。天気の良い日は、ここから出られるテラスで風を感じるのもいい。他にも館内各所に置かれた椅子に座って、手入れの良い庭を眺めて一休みできる。
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浴場入口前の「休憩所」
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くつろぎの間「ひとやすみ」
窓の向こうに美しい緑を眺め見る、広々としたレストラン「雲水」
うどんから御膳、寿司やデザートまで多彩なメニューが並ぶ
受付から浴場へ向かう畳廊下を右折した先のスペースがレストラン「雲水」。窓から眺め見る庭の景色が美しい。テーブル84席、4人掛けの座卓が並ぶゆったりした座敷60席、6室の個室で構成し、レストランのみの利用も可。メニューは「ざる玄うどん」520円など手頃なものから、お造り、天ぷら、にぎり、鍋焼きうどん、デザートが付く一休御膳3,800円など。握り寿司も2カンから注文でき、酒の肴的一品メニューも充実。パフェなどデザート類も豊富。
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座敷席から緑を眺めながら
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盛りだくさんな「一休御膳」
地元名産青谷梅林産の梅干しや白井養蜂園のはちみつなどお土産いろいろ
京都の名店たち吉製のオリジナル湯呑みも記念にどうぞ
フロント横の棚に地元産を中心にしたお土産品が並ぶ。人気はすぐ近くにある梅の名所「青谷梅林」の梅干し840円。明治の頃よりこの地域の名産として親しまれる逸品だ。その他、同じ城陽市内の養蜂場「白井養蜂園」のはちみつ2,000円〜。手頃なお菓子では、宇治抹茶のくず餅600円など。またフロントでは、京都の名うつわ店「たち吉」製の一休オリジナル湯呑み1,200円や、化粧水、乳液、クレンジング各100円などの入浴アイテムを販売する。
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フロント横で販売する名産品
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近くの青谷梅林の梅干し
ボディ&フットのマッサージ室と、エステ&ヘッドスパの部屋
さらにマッサージ機室と、充実の3つの部屋でリラクゼーション
浴室を出てすぐのところにあるのが「リラクセーション楽楽」。ボディケアやフットケアを行い各20分2,000円〜。多彩なメニューが揃うのは、休憩室「ひとやすみ」手前にある「楽楽ヘッドスパ」。フェイシャルエステ30分4,000円〜、インド式ヘッドセラピー30分3500円〜など。その隣のマッサージ機室「くつろぎの間」にはマッサージ機(10分200円)2台とマッサージシアター(10分300円)1台を設置。
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「リラクセーション楽楽」
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「楽楽ヘッドスパ」
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マッサージ機室「くつろぎの間」
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「リラクセーション楽楽」受付
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脱衣所内に自販機あり
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浴場前休憩室横の喫煙コーナー
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休憩室横の「ホール」の椅子
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「ホール」から庭を眺めて…
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「ホール」に飾られた生け花
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休憩室「ひとやすみ」入口
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「ひとやすみ」のテラス
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「ひとやすみ」ブランケット
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「雲水」への渡り廊下
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レストラン「雲水」入口
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「雲水」のテーブル席
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お土産に人気のはちみつ
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たち吉の湯呑みもあり
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モダンな下駄箱
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奥行きある畳廊下が清々しい
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フロントから「赤釜風呂」の姿が
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フロントのアジアンなチェア
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まるで旅館のような趣き
館内の花はすべて生花で毎週新しい花を生けています
自然を大切にした和の風情を楽しみながら、ゆっくりおくつろぎください
恵まれた自然美を存分に活かし、館内は和のしつらいで整え、お客様にゆっくりとお過ごしいただけるよう心がけております。お花はすべて生花で、毎週華道の先生が通っています。
当館は、自由に何度も再入浴できることもあり、平均4〜5時間の滞在と、一般的な日帰り入浴施設に比べて、長時間ゆっくりくつろいでいただく方が多いようです。平日でしたら、大体、午前と午後の狭間になる16時頃が比較的空いていると思います。土日祝は終日、特に京都一の生産量を誇る青谷梅林からは2キロの距離で観梅の時期は賑やかです。
レンタルの館内着を200円でご用意しておりますので、再入浴しながらくつろがれる方はご利用いただくと便利だと思います。
京都と奈良の県境の奥深い自然に包まれ、春の梅や桜、秋の紅葉、冬には時に雪見も楽しめます。それぞれの季節に応じて自然を味わうベストビューの湯船がありますので、ぜひ探してみてください。